ボディコントロールで信頼度アップ
犬同士のコミュニケーションのうちの、上下関係を確認する方法「示威行動」を活用したボディコントロールで
愛犬との信頼度をチェックしてみましょう。この方法をマスターすることで、さらに信頼度をアップさせることもできますよ。
ボディコントロールを行うときのポイント
1.犬が受け入れられるまで続けて、中途半端で終わらせないこと
 *嫌がるからと止めてしまうとそれまで以上に頼りない飼い主と思われ逆効果です。
2.コントロールができて、犬が力を抜いてリラックスしたら、毛並みに沿ってやさしく撫でて静かに褒めること
 *出来た事が嬉しくて思わず大げさに・大きな声で褒めてしまうと愛犬を興奮させてしまいます。
ボディコントロールには注意が必要です!
まずはできるところからはじめてみましょう!
飼い主と犬の上下関係が逆転し犬が上位になっている場合は、
危険を伴う恐れがあるのでその場合は専門家のサポートの下で行うようにしてください!
背中に手をのせる:信頼度05%
背中の上に手をのせてみましょう。手をのせてもおとなしくしていたら、すぐに褒めましょう。
これは支配性の強い犬がよくする行動なのですが、背中や頭に前脚やアゴをのせる示威行動を活用しています。
頭の上に手をのせる:信頼度10%
背中の上に手をのせたら、そのまま頭に手をのせましょう。犬が飼い主の手さえ「武器」と思っていたら、
お散歩などで見知らぬ人がいきなり撫でようとしても、それを受け入れるはずがありません。
首の付け根をつまむ:信頼度15%
首の付け根をつまんでみて、犬がおとなしく受け入れたら、毛並みに沿ってやさしく撫でて褒めましょう。
ここは母犬が仔犬を動かすときに口にくわえて移動させるところでもあります。
POINT:
犬が暴れても力を抜いておとなしくなるまで絶対に放さないで。首の付け根は動物病院で注射を打つ所でもあります。
緊急で病院へ、なんてときもボディコントロールは必要ですよ!
足首を1本ずつギュッと握る:信頼度20%
犬の四肢を1本ずつギュッギュッと握ってみましょう。犬が嫌がらずに受け入れたら褒めます。
これは上位の犬が下位の犬の脚をくわえ順位の確認をする行動を利用したものです。
犬が飼い主の足をくわえたときには、家庭内の順位に不安を感じているときでもあります。
その場合はすかさずこのポーズをとるとよいでしょう。
足裏をマッサージする:信頼度30%
触る前に足裏(肉球)をチェック。ケガしていないか、石がはさまっていないか、確認してから。
マッサージするように肉球をギュッと握ります。肉球は犬の急所の1つ。ここを触らせるのは信頼の証しです。
後ろから腰をつかむ:信頼度40%
犬の後ろに回って、腰をしっかりつかみます。これは順位確認のマウンティング・ポーズ。
犬が飼い主の足や腰に抱きついてきたときは、家庭内の順位に不安を感じているときでもあります。
すかさず引き離し、このポーズをとるとよいでしょう。
後ろから持ち上げる:信頼度60%
犬の肋骨下で両手を組み後ろから持ち上げましょう。
このとき四肢が地面から離れた状態で犬の脚がダラリと伸び、力が抜けて目が遠くを見ていたらベスト。
この状態でおとなしくしていたら下ろして褒めます。持ち上げるのが難しい大型犬は前脚だけ浮かせる感じで行います。
POINT:
犬の脚が曲がっていたり、せわしなく動いていても、犬の動きが止まるまでは諦めず下ろさないこと。
中途半端度下ろしてしまうと逆効果です。
これができるようになれば動物病院の診察台におとなしく乗せることもできるようになります!
マズルをつかんで上下左右に振る:信頼度70%
これも上位の犬が下位の犬のマズルを咥えて順位確認をする行動の1つです。
犬の口吻(マズル)をアゴの下から支えるように軽くつかんでみます。つかめたら、上下左右に軽く振ってみます。
犬がおとなしく受け入れ力を抜いたら、すかさず褒めましょう。
横に寝かせてゴロンとさせる:信頼度80%
犬の背中を飼い主側にして、何も言わずに横向きに寝かせます。寝かせたら首元に手を置き、起き上がりそうになる前に指で首元を押さえます。犬がこのポーズを受け入れはじめたら撫でてあげながらゆっくり手を離します。飼い主を信頼していれば“ヨシ”という解除の指示が与えられるまで続けていられるようになります。
このポーズは、上位の犬の牙がノド元に当たっているのと同じ意味。
“もしお気に召さなければ私を殺してもかまいません”というほどの絶対的な信頼関係と服従を意味します。
仰向けに寝かせる:信頼度90%
小型犬の場合
飼い主は床に座り犬を股の間にはさみ、犬のおしりを真ん中にして仰向けに寝かせます。手は犬の首あたりを押さえる程度にします。
大型犬の場合
飼い主は脚を開いて伸ばし、犬を仰向けにしたら犬のほっぺを両手でギュッとつかんで飼い主の体にグッと引き付けるようにします。
犬がこのポーズを受け入れたら、すかさず褒め、撫でながら、犬が力を抜いてリラックスするように導きます。巻いたしっぽも伸びてダラ〜ッとしてきたら完璧!
愛犬との信頼関係がちゃんと築けるようになれば、
・飼い主に対してうなったり咬みついたりしない ・飼い主の手や足をくわえない ・拾い食い・盗み食いをしない
・飼い主の言うことに聞こえないフリをしない ・食べるときは飼い主に「食べてもいい?」とおうかがいをたてる
・マーキングをしない など、良いことが増えてきます!
実は犬の困った行動の多くは、犬のせいではなく飼い主との信頼関係の希薄さから起こるのです。
人の手は“撫でてくれるウレシイもの” “私がいるから安心だよ!” と伝えよう